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 > これは変だよ  > わがまま・自分本位、そして、被害者意識


 

どうも社会がまともでないことが多いと感じる。

Episode 1

45日間限定のバンドを20前後の若い人たちと組んだ。僕は彼らのおやじ世代。選曲・演出、ほとんど、僕の提案どおりであったので、一番客に受けたパフォーマンスとなりおもしろかっだが、社会人未満の若者のわがまま・自分本位、そして、被害者意識を目の当たりにし、
 「これから先、世の中は悪くなるね。」
ととても感じた。

僕と同世代の大人でさえ、連絡もなく、練習にこない・バックれるということをするし、そんな人たちの子供の世代が、さらに阿呆な人たちであることは、当然のことではあるのだろうけれど、

  • 他人は皆、少なくとも自分と同程度の能力を持っている
と期待してしまう、人の良い僕にとってはとてもショックな出来事であった。

バンドリーダーに立候補したリーダーなりたがりのギタリスト君。就任二日目に2日間、音信不通になった。この二日間に出来なかったことを取り戻すのに時間がかかるので、遅れという単位では2日以上なのだけれど、彼には理解の範囲外。

100日で仕上げる予定のプロジェクトがあったとする。そのプロジェクトの50日たった時点での全体の進ちょく度は、予定の50%に対して40%であった。まだ期間は半分残っている。全体から見れば1割の遅れである。これぐらいは、頑張れば何とか挽回(ばんかい)可能と考えてよいだろうか?

 答えは“NO”である。

  •  40%をこなすのに50日を要したわけであるから、いままでのペース(速度)は、
  •  40/50=0.8(%/日)である。
  •  もし、残りの60%の仕事を、残りの50日間で仕上げようとするなら、
  •  60/50=1.2(%/日)のペースで進めなくてはならない。
 つまり、1.2/0.8=1.5となり、いままでの1.5倍のペースあるいは生産性で進めなければ、予定日での完成は望めないわけである。現実問題として、一般的に考えてまず無理なペースだろう。
※ 出典 「何かがおかしいIT化の進め方(32) ディスカッションテーマのおもちゃ箱(2)」

こなかった理由は

  • 夜勤のバイトをしているんで、寝坊して、ミーティングにいけなかった
というもの。しかし、2日間ともバイトには行っていたらしく、それなら、来ない旨の連絡も出来るんじゃないか?なんて大人は考えるが、これも彼には理解の範囲外。

ましてや、

  • 夜勤のバイト
って、個人の事情であって、バンドには関わりのないこと、のはずなんだけれど、これも彼には理解の範囲外。自分の生活費を稼ぐ、とか、遊び代を稼ぐ、などといった個人的事情を
  • バンドのほうでも考慮してよ
とでも考えているような・・・・・。信じられんな!

本人が毎日登校しているかどうか?ってことも、日常生活がだらしないか・どうかってこともわかると考えるのが大人、そこで、僕の先生でもある梶原先生や榎並先生に訊きにいく。
「彼、来てます?まじめに授業来てます?。」
答えは一様に
「来てないよ!」

ある先生にいたっては、
「講師という立場でこんな事いうのも何なんだけれど、教務に言ってメンバー変えてもらったほうがいいよ。」
大人はやっぱりわかっている。

彼の復帰後、選曲で議論しようとすると、候補曲をお互いが挙げた時点で決をとりたい、という。議論し尽くしてからの決ならば、たとえ自分の推す曲でなかったとしても、遺恨は残らず、皆納得するでしょう、という僕の意見に対して
 「時間がないんですよ!」
だと。時間が無くなるように逼迫した事態を引き起こしたのが自分である、という自覚もないらしい。

運良く、活動不能期間のないバンドが、お隣のテーブルで選曲について議論中断したところ。何人かが残って愚痴を言っている。それを指し示しながら、
 「議論しないで決を採ると、きっとああなる。」
と指摘、そして、

  • ただ単に、やりたい曲・好きな曲を挙げても、それは、皆同様にやりたい曲・好きな曲であり、選考に当たっての差がない
    ※ この論理が理解できない人もいるんだぜ!困ったもんだ!
  • 3曲演奏してひとつのパフォーマンス、ショーを構成することを考え、
  • どんな曲を、どんな順で演奏するか、
  • MCをどう入れるか、
などの演出を考慮して曲提案をすることを提案、
  • 夜、布団に入ったときに、どんなパフォーマンスをするか妄想シュミレーションしてみようよ
と言って、その日に決を採らないこと進言した。

このような理屈をつけた議論の経験がないらしく、反論なし。ともかくも各自もち帰り。

リーダーに、議事録、もしくは、ミーティングメモを全員に送るように、言ったんだけれど、回ってこないので、

  • 議論した事項とその結果
  • これから議論しなければならない事項
  • 本番までに用意しなければならない事・しなければならない事を書き出すこと
    ※ 誰かに言われるだけでなく、自分で必要だと思う事項
全員にメールした。

で、翌週、リーダー行方不明・音信不通。残ったメンバに
 「もう彼を当てにしない、来ないものだと考えて新たなリーダを選出しよう。」
と提案、賛意を得た。

20日間の無活動期間を経て、やっと練習開始されると、旧リーダーが来てる。演奏する権利はあると考えているらしい。それも、ここ20日間、

  • ミーティングはすっぽかさず
  • 打ち合わせでは無い日もイベント運営側と交渉し
  • アクティブメンバと議論してきた人
という人たちと同程度の権利があると思っているらしい。
すごいな!

で、後本番まで2回しか練習できない、という時点で、こいつ、弾けてない。

  • 練習してきて間違えたのか
  • 練習して来ないから弾けないのか
の違いはよくわかる。そこで、そいつを外してのパート案をメールで全員に送ってみた。

いやぁ、彼、怒ったねぇ。

やっとやる気になって寝ずに練習しようとした矢先に届いたこのメール、
どういうことすか?!
だって。

社会人としてはまともに通用しない事をしておいて、でも自分は不当な扱いを受けている!、という理屈。信じられんな!

一曲目のギターソロ中に、彼(sideGt)と僕(Vo)で、ギターとスタンドの動きをシンクロさせるパフォーマンスを練習したのだけれど、本番ではやろうとしない。忘れたのか、恥ずかしいのか、やる気が無いのか、その程度じゃね

Episode 2

で、この期間限定バンドのDrクンも、あまり当てにならん。練習開始時間に着てない。で、連絡もないので、来るのか・来ないのか、も不明。

後で訊くと、

  • 階段で転んで記憶喪失になってて、連絡もできなかった、とか
  • 前回の練習でうまくいってたんで、今回は来なくてもよいかなと考えた、とか
  • 夜勤のバイトの後だったので寝坊した、
など、言い訳をする。まじめに来ている人もいるんで、その人たちの予定が立たなくなっちゃう、という視点はなく、自分の都合のみ。
  • サボりたいなら、サボってもいい、ただ、来ない、という連絡だけはないと、来ているメンバが困る
と伝えたけれど、理解できたかどうか・・・。

面白いのは、当てにならない・使用を失う、ということをすると、社会人・大人の世界では、もう二度とお仕事はこなくなると言うこと、を理解できてないんだな。

先の旧リーダが、二度も連絡なしのすっぽかしをし、チームの進行を妨げたか、についての理解はなく
 「事故や怪我で意識不明の状態になってたかも、っていう考慮はないんですか?。」
などと、問題のすり替え・阿呆なことを言ってくる。こなかった理由によって、大目に見るとか・後の権利を多少留保するとかのさじ加減の差はあるだろうが、

  • 来るんだか来ないんだか、当てにならない 困る
ということについては差はないはずなのだ。

寝坊や怪我・病気・事故で約束の時間に現れない、連絡もしない、ということが如何に信用を失い、当てにされなくなる、ということがわかってない。

選曲も
「この曲好きだ!それだけじゃいけないんですか?」
って怒鳴っていたけれど、メンバが7人いて、それぞれが好きだという曲を提案していて、好きだという理由だけでは差がないから、それだけではない理由も挙げて議論して選曲しよう、と言う論理が理解できず・・・。

Episode 3

池袋で急行に乗る。いつも感じるが、ドアの開いていない側のドア付近2列から3列目までの、5人から9人程度の人たちって、後から乗ってくる人たちのことって考えてないよね。どんなに混んできても

  • ここの場所・空間は、占有したもんね〜!
ってな感じで、まず、つめようとしない。そして、文庫本だの、新聞だの、携帯端末だの、携帯型ゲーム機だのを、いじってる。

世の中のさまざまなことにかかわっている余裕がない、自分と自分の家族さえ良ければ、赤の他人のことなんて思いやる必要はない、知ったこっちゃない、て感じ。

格差社会の無力感や、勤め先での非人間的ストレスのせいか、みんな心が疲弊しているのはわかるけれど、その負のオーラを周囲に放射している人たちがとても多いのは、正直、

No Thank you だ!

通勤・満員電車で、文庫本や新聞や雑誌や携帯型端末の操作で、僕の方や背中に

ガサガサ!
を感じることはしょっちゅうだ。

満員電車ですから、電車のゆれで肩が触れる・体が押されるのは仕方のないこととは思います。ししか、あなたの、その携帯型端末の操作で、僕の方や背中に、「ガサガサ!」を感じるですが、僕はそれを我慢しなきゃいけないんでしょうか? なんてことを相手に訊くと、大抵は、 すみません とやめてくれる。しかし、今回はそうはならなかった。

あとから人も乗ってきたので、必然的に僕の体は反対側の閉まっているドアから3人目程度の位置へ押しやられた。で、2人目の男性、つまり僕の左隣になった人なんだが、手すりをつかむ手をつぱって空間を確保し、新聞を読んでる。
※ 年恰好は、60前後、現役と言うよりは、嘱託で再就職したと言う感じのサラリーマン元部長風

しかし、皆、なぜ、電車内で大勢の流動的移動の結果なのにもかかわらず、自分が押されたと勘違いする力が来た方向の側にいる直ぐ隣の人に対して敵意を持つのかねぇ・・・・。 で、僕がわざと圧力をかけている・押していると思い込んだ。
(らしい。しかし、後ほどそのように思ったことを発言した。)
※ 僕にはテレパシー能力はないよ!

今度はその男性から、僕に対しての圧力を感じた。ドアから二人目とはいえ、ドア直前の人とその男性との間にも空間があり、ドア一人目の人が押しているようには見えず。

で、ちょっと周囲には一瞬の迷惑だけれど、つっかえ棒をはずすように、

ヒョイ!
と体をずらした。

男性、グラリ!

あれぇ?やっぱ、よかかってたんのね!
へへへ、
と言うと
お前が押してくるからだ!
だと。そこで、
  • え〜っ!押されたと感じたら押し返してもいいの?
  • 満員の電車の中で腕をつっぱて空間確保して新聞読んでるから、押されたと感じてるんでしょう
  • こちらはわざと押してなんかいないよ
を伝えたけれど、
  • 勘違いではない、
  • お前はわざと押した。
  • だから私の行為は悪くない
とでも考えているようで、謝罪もない。

この人は、テレパシー能力はないと思われるのだが、何を根拠に、僕が故意で押した、とでも考えるんだろうか?

駅で降りるとき、ドア付近の人はいったん降りて、また乗り込む、というのが満員電車のマナー、だが、ドアポケットに場所確保した人は、その場所が他の人にとられるのを防ぐため、まず降りない。で、この男性、避けるでもなく、乗降を大平ではなく、気づかれないように、でも僕にアピールするには十分な、中途半端に40パーセント邪魔するような位置に立って降りない。

いつもならば
 「はいはい、ドア付近の方はいったん降りてね!」
と、降ろしちゃうんだけれど、こいつ、それを半ば期待しているかもしれない、事も予想し、事なかれを選択、さらに左に避けて降りた。

人気商売をやってるから、喧嘩するわけに行かないのさ!

世の中、悪い方向に向かっているね。



最終更新日 Dec 26 2008


 

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